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【旧南郷村・いろり亭は今日も賑わっていた】

 津軽はだいぶ雪にまみれており、屋外での遠距離受信実験も難しいコンディションなのでE4Aを飛ばしてはるばる南部に移動。
 久しぶりに南郷のいろり亭に訪問して食事を終えて店を出ると、南郷も雪が降っていた。

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【いろり亭南方の耕作地 北を向いて撮影】

 いろり亭前後の上り街道沿いは、馬ノ子新山(岩手県紫波郡紫波町)にある盛岡親局の電波伝搬状況がすこぶる良い。
 言うまでもなく山岳回折によるものである。
 南部で遠距離受信と言えば折爪岳の二戸局が対象になるが、同じ折爪岳の山岳回折で、盛岡局の電波が受信できるのである。

 二戸局が受かるのだから、別に盛岡局が受かっても何か新しいチャンネルが得られるわけではないが、青森周辺の1kW局の山岳回折は取りあえず押さえておきたい。

青森波・岩手波 八戸市南郷でのCH重複状況
CH八戸盛岡二戸
13QC
14TCQG
15IBC
16IBC
17TVI
18ATVTVI
19IAT
20TGMIT
21QC
22RABIAT
23QG
24ABA
50MIT

 しかし南郷では上表の通りかなりチャンネルが輻輳しており、八戸局と混信にならないのは6波中、13chEテレ盛岡(JOQC)16chIBC岩手放送の2波だけである。

 とりあえずEテレ盛岡IBCの受信が確認できれば良いか。

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【盛岡局と二戸局は同方向になる】

 いつもと同じようにアンテナはマスプロ電工・LS56、ブースターはサイトウコムウェア・AMP-UK、ケーブルはマスプロ電工・S5CFB20Mを3m、受信機はSHARP・AQUOS(受信電力値が7デシ下方ずれ)で、盛岡局受信に挑む。
 盛岡波の山岳回折点は折爪岳なので、方向的には二戸局受信と同じ方向になる。
 どんな感じかな。

八戸市南郷 盛岡6波受信データ(2023/1/8)
FEM表示画面表示値
DE盛岡NHK Eテレ盛岡(JOQC)
盛岡親局UHF13ch
AntLV=83
POWER=-55dBm
C/N=32dB
BER 0.00E-0
14Eテレ青森(JOTC)NHK総合・盛岡(JOQG)
八戸局・盛岡親局UHF14ch
AntLV=57
POWER=-44dBm
C/N=21dB
BER 8.90E-5
IBCIBC岩手放送
盛岡親局UHF16ch
AntLV=76
POWER=-52dBm
C/N=29dB
BER 0.00E-0
18青森テレビ(ATV)テレビ岩手(TVI)
八戸局・盛岡親局UHF18ch
AntLV=49
POWER=-45dBm
C/N=18dB
BER 8.70E-5
20NHK総合・青森(JOTG)岩手めんこいテレビ(MIT)
八戸局・盛岡親局UHF20ch
AntLV=44
POWER=-51dBm
C/N=17dB
BER 2.58E-3
22青森放送(RAB)岩手朝日テレビ(IAT)
八戸局・盛岡親局UHF22ch
AntLV=39
POWER=-46dBm
C/N=14dB
BER 1.90E-5

 盛岡6波のうち八戸局と重複が無いEテレ盛岡IBCのみフルセグ復調
 ほかの盛岡4波は八戸中継局に競り負け
  
 いやしかし、実効輻射電力(ERP)3.5kW以上という中継局としては破格のパワーを誇る階上岳の八戸中継局から14km程度しか離れていない南郷でも、妨害波に向けてアンテナを振ればこの数値になるわけか。八戸局、なんとか寄り切ったという感じだ。
 折爪岳による盛岡波の山岳回折伝搬路上で、八戸局と二戸局にアンテナを2本向ける世帯だと、混信が起きるかもしれない。

新山南郷
【画像はクリックで拡大します】

 ちなみに、盛岡親局のある岩手県紫波郡紫波町の馬ノ子新山から南郷のいろり亭を結んだ地形断面図が上図。見事に折爪岳北北西の尾根(それも民放の二戸中継局の鉄塔がある付近)で山岳回折がガンギマリ状態の地形である。
 EテレIBCも、C/Nが30前後もあって良すぎる。折爪岳の地形・地質が良いのだろうか?同じ1kW局の秋田親局や函館送信所の山岳回折の結果と比べても随分良い。

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【いろり亭の塩ホルモン定食】

 最後にいろり亭では「塩ホルモン定食」を堪能した。美味い。
 山岳回折北海道5波が受信できる稲垣に行けば、まる洋高橋食堂。南郷ならいろり亭。山岳回折メシでシリーズが組めそう。
 ちなみに、いろり亭で流れていたテレビはRABだった。

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