4月30日、旧西津軽郡地域某所の当地ではAKTの受信成績がすこぶる良く、天気も昼から回復したので久々に受信実験でもしてみることにした。

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県道153号鶴寿橋西詰 岩木川土手】

 本音を言うと、鶴岡のさくらんぼテレビ(SAY)とか新潟のNSTとか遠方の局が釣れないかと思っていたのだがサッパリ。
 南に向けていた作戦を変更し、鶴田に移動して北海道に振ってみることにしたのである。

 岩木川を渡る県道153号鶴寿橋では、これまでにも北海道波復調の実績があるが、TVhは受信した経験が無いので、これまでの位置とは少し別の位置でマスプロ電工・LS56サイトウコムウェア・AMP-UKを組み合わせてみる。

鶴田町鶴寿橋西詰 函館7波受信データ(2023/4/30)
FEM表示画面表示値
HBC鶴田北海道放送(HBC)
AntLV=46
POWER=-58dBm
C/N=17dB
BER 3.19E-3
STV鶴田札幌テレビ放送(STV)
AntLV=59
POWER=-54dBm
C/N=22dB
BER 0.00E-0
HTB鶴田北海道テレビ放送(HTB)
AntLV=56
POWER=-55dBm
C/N=21dB
BER 2.00E-6
UHB鶴田北海道文化放送(UHB)
AntLV=59
POWER=-55dBm
C/N=22dB
BER 0.00E-0
TVh鶴田テレビ北海道(TVh)
AntLV=50
POWER=-59dBm
C/N=19dB
BER 3.80E-5
NHK総合函館鶴田NHK総合・函館(JOVK)
AntLV=44
POWER=-51dBm
C/N=16dB
BER 1.18E-4
Eテレ函館鶴田NHK Eテレ函館(JOVB)
AntLV=71
POWER=-51dBm
C/N=26dB
BER 0.00E-0

 なんとなんと。鶴田で受信成功しちゃった。

 例えば2022年9月末など、これまでTVhは上手くフルセグに持ち込めず苦労していたのだが、鶴寿橋の交差点寄りに移動したのが奏功したようだ。


 テレビ東京系・テレビ北海道(TVh)が受かると喜びもひとしおである。
 青森県の良いところは、民放5系列が揃う北海道の隣県という地理条件である。
 海峡側でなくても、知恵を絞ればテレビ東京系列局の受信も叶うのが面白い。

TVh函館局−鶴寿橋伝搬路断面図
【TVh函館局−鶴寿橋の伝搬路断面図】

 ちなみに、鶴田の鶴寿橋西詰に函館の電波を山岳回折でもたらすのは、中泊町にある415mの無名高地。蟹田(現外ヶ浜町)と中里(現中泊町)の境界の玉清水山から西北西に約1kmの旧中里町側に存在する無名峰である。
 相性が良いのかUHBなら容易に復調するのだが、TVhはコースを見極めなければ難しい。
 残念なことに、当地は415m高地の伝搬路から外れてしまうので、いくらかは山岳回折してるようだが函館受信の可能性は低い位置にある。

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【伝搬コース近傍に中里今泉局がある】

 函館局は同一鉄塔ごとに似た傾向が出るのは鶴田も青森と同じで、TVhHBCは同じくらいの弱さになるようだが、注目してほしいのは民放より受信電力が高い結果を出したNHK総合・函館Eテレ函館である。
 
 Eテレ函館は相当良い成績になっているが、NHK総合・函館は受信電力が高いのにC/NもBERも伸び悩んでおり、品質が悪い状況といえる。
 
 意外と飛距離のある中里今泉中継局でも書いたが、18chでCH重複となるATV中里今泉局の混信が鶴田あたりでも多少あるのだろう。
 同じ受信可能地点である中里福浦ではNHK総合・函館は受信不能である。鶴田まで南下すればいくらか薄まるようだが、それでも飛距離はある。

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William R. Hepburn氏の予報サイトから引用】

 最後に異常伝搬の可能性にも触れておこう。
 Twitterの方で「追い風参考記録」と書いたが、William R. Hepburn氏の予報サイトを見るとダクトっぽくもなさそうで、なんだったのだろうという日である。
 当地のAKTの受信成績は本当に良かったし、ダクトでないにしても地デジが良く飛ぶ日だった可能性は捨てきれない。

 本当に415m高地の伝搬路でTVhが受かるのかどうか、まだ何度か検証が必要な気がする。
  
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