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県道153号鶴寿橋西詰 岩木川土手】

 4月30日、北津軽郡鶴田町でテレ東系・テレビ北海道遠距離受信に成功した。
 玉清水山(旧蟹田町・旧中里町境)から西北西に約1kmの415m高地山岳回折による伝搬波を捉えたのであるが、異常伝搬の可能性も排除できないので、追い風参考記録とした。

 3日後の5月3日、再度、北津軽郡鶴田町の県道153号鶴寿橋西詰の岩木川の土手で受信実験をした。
 実験位置は前回と同様の位置で、機材も前回と同じくマスプロ電工・LS56サイトウコムウェア・AMP-UKの組み合わせ。

鶴田町鶴寿橋西詰 函館7波受信データ(2023/5/4)
FEM表示画面表示値
uhb鶴田4_5北海道文化放送(UHB)
AntLV=43
POWER=-63dBm
C/N=16dB
BER 8.50E-40
tvh鶴田4_5テレビ北海道(TVh)
AntLV=46
POWER=-63dBm
C/N=17dB
BER 1.67E-4

 この日もUHBTVhが無事復調。

 省略するが、他の民放(HBCSTVHTB)とEテレ函館も無事に復調を確認できた。
 前回の4月30日は追い風参考記録だろうが、北津軽郡鶴田町の県道153号鶴寿橋西詰の岩木川の土手も受信可能地点である可能性が濃厚と評価したい。


 当日、Twitterの方で先出しした動画も掲載。
 感の良い方はお気づきだろうが、県道153号鶴寿橋西詰は、415m高地山岳回折によるUHB函館局TVh函館局と、陣場岳山岳回折によるAKT局山岳回折波の重複地点である。

 北海道と秋田のフジテレビ系テレビ東京系両方受信可能な地点でもある。
 やはり山岳回折は面白いと言わざるを得ないが、今回の本題は鶴田ではない。


 五所川原市。


 鶴田の県道153号鶴寿橋西詰に到来するUHBTVhは五所川原市街地上空も通過しているはずなのである。五所川原市で受信できないか。

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【五所川原市 E64津軽道 望橋至近の旧十川左岸土手】

 五所川原市長橋の県道163号E64 津軽自動車道をくぐる地点に至近の旧十川左岸土手である。

 この直前に、市立五所川原小学校東側の農道や、県営新宮団地北端の水田脇などでも実験したが、TVhが取れない。
 415m高地山岳回折伝搬路幅は狭く、なにせ昨年秋時点では鶴田の鶴寿橋でも難しいと思っていたくらいである。それでも数メートル横に動けばジャストミートしたりするので、どこか良い地点は無いかと探したどり着いたのが五所川原市長橋の旧十川左岸土手である。
 先ほどと同じくマスプロ電工・LS56サイトウコムウェア・AMP-UKの組み合わせで実験開始。

五所川原市長橋 旧十川土手 函館7波受信データ(2023/5/4)
FEM表示画面表示値
HBC五所川原北海道放送(HBC)
AntLV=47
POWER=-62dBm
C/N=18dB
BER 3.00E-5
STV五所川原札幌テレビ放送(STV)
AntLV=55
POWER=-61dBm
C/N=21dB
BER 0.00E-0
HTB五所川原北海道テレビ放送(HTB)
AntLV=64
POWER=-56dBm
C/N=24dB
BER 0.00E-0
UHB五所川原北海道文化放送(UHB)
AntLV=60
POWER=-56dBm
C/N=23dB
BER 1.00E-6
TVh五所川原テレビ北海道(TVh)
AntLV=45
POWER=-64dBm
C/N=17dB
BER 2.13E-4
VK五所川原NHK総合・函館(JOVK)
AntLV=40
POWER=-56dBm
C/N=15dB
BER 3.55E-3
VB五所川原NHK Eテレ函館(JOVB)
AntLV=72
POWER=-55dBm
C/N=27dB
BER 0.00E-0

 見たか!五所川原市で受信成功だ。

 TVhは同一鉄塔のHBCと共に数値が伸び悩むが、津軽平野で受信出来たら大勝利である。
 東北最大都市・仙台で映らないテレビ東京系列局が、津軽の商都・五所川原で映るのだ。


 証拠映像も載せておく。
 E64 津軽自動車道でも五所川原北−つがる柏間の望橋TVhワンセグなら映るので、E64 津軽道で実験すれば素晴らしい結果になると思われるのだが、高速道路でそれは叶わない。

TVh函館局−五所川原市長橋 伝搬路断面図
【TVh函館局−五所川原市長橋の伝搬路断面図】

 伝搬路は鶴田の鶴寿橋西詰に向かうのとほぼ同一経路であり、山岳回折点も同じ。中泊町にある415mの無名高地
 鶴田同様、五所川原もUHBなら容易に復調するのだが、TVhはコースの見極めが必要だ。

 なんというか、先に品岳などの山岳回折で函館局の受信可能地点を発見している中里車力などでも同じことが言えるが、津軽平野の山岳回折受信の場合、UHB(25ch)とHTB(23ch)の成績が青森市雲谷などより良い。
 やっぱり津軽平野と陸奥湾側を隔てる津軽山地が、野辺地の烏帽子岳にある上北局の同一周波数の局・ATV(25ch)とNHK総合・青森(23ch)を遮断するのだろう。

 他の局について言及すると、STVEテレは相変わらず良好で、NHK総合・函館18chでCH重複となるATV中里今泉局の混信もありながら辛うじて復調した。

五所川原市街地
【五所川原市街地のTVh函館局伝搬ライン】

 最後に、実際に五所川原市のどの位置をTVhの伝搬路が通過するかを地図にした。
 地図上の青線TVhの伝搬路であり、鶴田の鶴寿橋に至るのと同一の線である。

 前述の通り県営新宮団地や市立五所川原小学校東側の農道は青線の近傍にあるのだが、どちらもアンテナレベル30くらいまでは伸びるがTVhの復調まで届かない。
 TVhが映る場所は青線と重なる狭い範囲に限られるだろうと思うが、フジ系のUHBだけでも良いというのなら青線から少しずれても可能性が広がる。

 津軽で秋田局を狙う遠距離受信だと秋田テレビ(AKT)が映るだけで勝利なのだが、函館局を狙う場合は北海道文化放送(UHB)だけが映ってテレビ北海道(TVh)が映らないというのはストレスになる。
 EPGにTVhがあるのに映らないというのは、シャッター商店街にいるような感覚であり、これは遠距離受信をして初めてわかった感覚である。
 何もしなければ民放3局しかない寂れたEPG商店街よりは、AKTでもUHBでも4軒目の店が開いているだけでもありがたい話なのだが、全国でも5大都市圏(東名阪札福)と新興政令市の雄・岡山を擁する瀬戸内圏にしかないテレビ東京系が手に届きそうな環境におかれると、もう少しで都会の賑わいになるのにという気分になるのである。
  
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